千葉東高校ラグビー部の監督をやらせてもらって1年が経とうとしている。1年経った実感はあまりないが、昨年度の新人戦から始まり、怒涛のように月日が流れた。
私自身、模索しながらの1年だったが、とても充実していた。ただ、3年生(柴田組)が当初目標にしていた花園予選ベスト8に届かせられなかったのはとても悔しかった。
千葉南高校に敗退を喫し、ベスト8に一歩届かなかった。前半で点を重ね、リードしていたが後半に逆転されてしまった。千葉南高校の実直で堅実なラグビーに根負けしてしまった。真っ先に感じたのは、私の力不足。生徒達は、事前のミーティングでプランニングした戦い方で、実に良く戦っていた。指導力を上げるためにももっと勉強しないといけないと肌身に感じた。
新チーム(市東組)は花園予選ベスト4を目標に掲げた。ベスト4に入るのは、ベスト8とはまた違う覚悟が必要だと思った。私の指導力もだが、生徒のラグビーに向かう姿勢もあわせて高めなければ難しいと思った。だがわくわくもした。より高い目標にいこうとすることに嬉しかった。
新チームとなった新人戦ではベスト8に入ることができた。しかし、ベスト4をかけた試合で専修大学松戸高校に敗退し、順位決定戦では東京学館浦安高校にも敗退した。現状、千葉県の中では上から数えて、7か8番目のチームである。
やはり、ベスト4に入るにはまだまだ壁がある。強くなるためには、強いチームとの試合は欠かせない。ゲームのスピード感や強いチームがどんなことをしてくるのか、試合中にどんなことを考え、どんなことを発言しているのかなどを知らなければいけない。
レフリーをやることによって、トップチームと関わりを持つことは少なくない。そこで得る知識や気付きは私の財産になっていることは間違いない。だがまだまだ知識は足りない。レフリーと指導のどちらも、より高みを目指したい。
そして、来年度まず力を入れなければならないのは新入生の勧誘だ。15人入れたい。理想はチームで紅白戦ができること。いつでもスクラム、モールが組めることはチームが大成するにはとても重要なことである。ポジション争いが起こることもお互いにとって切磋琢磨する契機になる。数は力である。部員獲得のために毎年、四苦八苦している。今年度は勧誘の動画を作ってみた。こういったものをどう活用するかを模索している。毎年OBの方々に部員獲得のために様々な援助をしてもらっている。千葉東高校ラグビー部はとても恵まれていると初年度から思っていた。応援してくれる人がいるというのはとても有難いことである。今後も周囲から応援されるチームを作っていきたい。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=OS1R_eRYF9M
千葉東高校ラグビー部 監督 小川 慶太
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